先日のドイツでは、私が1番最初に指導を受けたケーキ「シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテ」を頂く事ができました。
黒い森のケーキ…フランスではforêt noire(フォレ・ノワール)と呼ばれています。
ココア生地にクリームとチェリーを重ねたキルシュ(さくらんぼのお酒)の効いたケーキです。
私のお料理の始まりは実はお菓子から。
パティスリーとかスウィーツとかって言葉ではなく、フランス菓子、ドイツ菓子…などと呼んでいました。
ヨーロッパの伝統菓子を学ぶ…そんな感じでした。
だからなのか、お料理全般に対して、今風な小花を集めてハーモニーを奏でるようなお料理より、大輪の薔薇のような堂々と構えたお料理が好きなのかもしれません。
果たして実際のケーキはと言えば…
びっくりするほど想像していた通りのお味。
そして、自分が作っていたケーキがほぼ同じように出来ていた事に感激と嬉しさがありました。
あの頃はまさかドイツでこのケーキを頂くとは思ってもいません。
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